プラセンタの種類
最もポピュラーな豚プラセンタ
動物性のプラセンタは「豚、羊、馬、ヒト」の4種類だと別ページでお伝えしましたが、ヒトの胎盤が原料となるプラセンタは基本的には美容医療の現場でのみ流通するため、普段わたしたちの手元に届くものはヒト以外の3種類です。
その中でも最もポピュラーなのが豚プラセンタです。
豚プラセンタは他の動物のプラセンタと比較して量産が可能で、その分コストを抑えて生産できるため、商品の価格も手頃なことが多いです。
だからといって他の動物のプラセンタよりも品質や成分が劣っているかというと、そういうわけではありません。他の動物よりも希少価値が低いというだけで、成分的には十分な美容効果が期待できます。
とはいえ、どの豚プラセンタでもいいかというと、実はこだわりたいポイントがあります。それは飼育環境です。
豚の中でも特にSPF豚(Specific Pathogen Free)と呼ばれる種類の豚は、一般的な豚と違い特定の病気にかからないよう生まれた時から徹底されて飼育された豚のことです。薬剤などもほとんど投与されることなく育てられ、特別な基準をクリアした健康豚のみがSPF豚と呼ばれるのです。そのため豚プラセンタの商品の購入を検討しているのであれば、SPF豚の胎盤を原料とするプラセンタを選ぶことをオススメします。
日本ではほとんど見かけない羊プラセンタ
次に羊プラセンタについてですが、これは他の動物のプラセンタよりも馴染みが無いかもしれません。その理由は、日本政府が羊プラセンタの流通に制限をかけているためです。羊特有のスクレイピーという病気が制限をかけている理由で、国内で飼育された羊の胎盤は製品化できないことになっています。
羊プラセンタの特徴としては、アミノ酸の組成的に人間の体と相性がいいことが挙げられます。人の体への浸透力が高いんですね。
また、羊は免疫力が高いため、飼育時にわざわざ薬品を投与する必要性も少ないんです。そしてなるべくストレスがかからないよう飼育環境も配慮がされているので、そもそも羊プラセンタ自体の質は悪くないんですね。
2017/06/29